アニメ映画「ジョゼと虎と魚たち」U-NEXTで配信中 | ゲヲログ2.0

アニメ映画「ジョゼと虎と魚たち」U-NEXTで配信中

アニメ映画版「ジョゼと虎と魚たち」のネット配信がU-NEXTで始まっている(U-NEXT)。

原作は田辺聖子による短編恋愛小説だが、アニメ映画版は部分的な設定要素を除きまったく違うプロットとなっている。共通しているのはジョゼが足の悪い女性であり家以外の外界を知らずに生活していた点から外の世界へと飛び立っていくという主題やジョゼの祖母の存在ぐらいで、他の部分には大幅なアレンジが加わっている。

このアニメーションを見たところ感じた点は、このアニメ作品が極めてコンパクトにまとまっていて短編の良い部分を圧縮しているというところだ。加えて、障がい者の視点をうまく加味した点。ホンマの視点で見れば、まともに評価できるのはこの二点ぐらいで、たしかに”ツッコミどころが満載”という批評家の意見もよくわかるところ。

だが、そもそもアニメーションは空想の中に理想を投影するのが役割であって、その中にやさしさや夢が存在することを表現するのが重要な点であるのも事実。それを考えたうえで、”現実味に欠ける…”とこのアニメ版「ジョゼと虎と魚たち」を批評するのにはあまり意味がないとも思った。たしかに、メタメタな作品になっていて、原案との乖離が激しいという評価もあっていい。

しかしながら、アニメ―ションの良いところを上手い具合にピースにはめたというところは純粋に評価できるのではないか?あたしはそう思った。『夢を諦めない』という主題は、きっと日々現実を生きる我々を勇気づけるものがあるはずだ。

監督は「おおかみこどもの雨と雪」で助監督を務めたタムラコータロー。脚本・桑村さや香による。主題歌「蒼のワルツ」をEveが手掛けた。エンディング、泣けるね…