大学受験に失敗したFランク大学出身者でも”学歴・学位”は大学院進学で挽回できる | ゲヲログ2.0

大学受験に失敗したFランク大学出身者でも”学歴・学位”は大学院進学で挽回できる

俺思うに大学受験でまったく成果が出なかった方には、現実を見たうえで実現可能なこととして大学院進学をお勧めしたいです。このパターンでよくあるのが、学部受験(俗にいう大学受験)で失敗してFランクに入るしかなかった方についてです。理系の場合だと言わずもがな高等学校で微積の授業についていけないと学部受験は失敗するパターンが多いです。これはよく知られている教育上の問題でもあり、中学数学でその分野でトップクラスを取っていても高校数学についていけないっていう方が多くないでしょうか?小さいころ数学好きな方でも幾何学とか微積の問題ぐらいで挫折しちゃうっていうパターンを良く見ます。また、ここを見ている方にもそういう方が多いと思います。結果総合科目が求められる国公立受験に失敗、いいとこ私立もいけずに挫けてしまうというパターンです。

※実は高校数学は微積が導入される数3Cのほうが数1Aとかよりずっと楽なんですが…このあたり微積分(とくに積分)と聞いただけで鳥肌が立ってしまうという人も多く、理解しないまま諦めちゃうんですよね。微分というのはミクロ的に挙動を見るだけのことであり、積分というのはその逆、つまり巨視的な観点から微分したものを集めるということなだけでやることはだいたい決まっています。だから本来は数3Cのほうは暗記してしまえば、数1Aよりもラクチンなんですが、越えられない壁みたいに見られている誤解があるというのが教員の間での共通の理解なようです。

学部受験に失敗しても、修士課程があるんですね。修士課程でも博士と同じように研究計画書が求められます。そして博士ほどのレベルの高い、教員との合致性がなくても受け入れてくれる研究室は多いんですね。無論、無条件に受けれてくれるわけではなく…

・オリジナリティのある研究のための矛盾のない論が深く通った研究計画書

は必須です。あと…

・英語の能力(TOEICの点数、最低600~700点)

が求められるところもありますが、これは実は回避可能です。いまどきこのページでも勧めている大学院ロンダというもので東大柏キャンパスは有力な進学先ですが、TOEICが低スコアのかたも入っている事実があると聞きますし、(池田信夫先生は『柏は東大ではない』と主張しておられです)少子化に伴い大学院拡充のため、枠がどんどん広まっています。だからチャンスはあるけど、無条件に受け入れるわけでもないです。英語は社会人入試システムの中で免除というパターンも多いですし。特に必要不可欠なのが論の深い研究計画書です。例えば、『自分はスピントロニクスの研究がしたいんだけど…』と漠然と院試で言っても間違いなく落とされます。スピントロニクスとは何か?(イントロ)をしっかり説明したうえで、目的をしっかり見定めて、どのように研究をするか?(メソッド)を具体的に文章に落とし込まないといけません。そして結果(リザルト)の見通しをつけるための仮設を通じて将来性を考える(ディスカッションする)ことが必要になります。

ほかの事例を挙げてみると…例えば、『トライボロジーの研究がしたい』としたいとします。ではトライボの何をしたいのか?というと摩擦係数を極限まで下げる(超張り切って欲言えば、超潤滑を目標にする)材質選定を機械学習・コンピューターの力を借りてやりたい、と答える。では材質には何を使うのか?と言われたら、炭素系の素材を使うほか、部材表面に穴あけたり加工したりして、トライボの下地を作ったうえで表面にコーティングを施し…などというように具体的に問題の解決・実験方法を突き詰めます。そのうえでそれらを最適化できるような処理をシミュレーションと共に行い、トライボ性能を上げる道の方法を探る研究がしたいのです!と言えれば、あとは教員と相談して細かく突き詰めていくことができると思います。

で、ここで間違ってもやってはいけないのが、『ネットから研究計画をほぼコピペ同然で行う』だとか『ネットだけで研究計画を作ってしまう』ということです。これをやると院試の時に必ず落とされます。相手は教授、間違いなくその分野の権威かもしくはそれに準ずる研究者です。そんなんばれるに決まってます。よくあるのがコピペ同然で計画書を出したり、ネットの研究目録を引じてきたり、あるいはあっちこっちに論が定まらずテーマも頻繁に変わる…ということですね。これだけは絶対に避けなければなりません。繰り返しますが、相手はその道のプロ。オリジナルな研究ができないと判断されれば、当然それは研究になる見込みがあるとは言えず、やはりダメなんですね。

次のページではけっこう有力な進学先をまとめてみようかと思います。