なぜGTA6はゲーマの期待を他所に早めに作られないのか? | ゲヲログ2.0

なぜGTA6はゲーマの期待を他所に早めに作られないのか?

友人に言われた。『そりゃ作らないっすよ。なぜかっていうとGTA5で取り分がまだあるからに決まってる』とのこと。思えば、GTA6が今そうであるようにGTA5の時もそうだったのですが、作らないのは当たり前という経営的戦略があるとあたしも思う。

今言われたように、GTA6はRELEASEするタイミングにないからだ、という簡単な理由付けはある。つまり、GTAぐらいのキラータイトル以上・AAA以上のAAAAタイトルにもなれば、WindowsといったOSやMacintoshと同じ序列の”コンテンツ”になっているのだろうと思うわけです。まずこれが第一の理由。既存のバージョンでも売れるから。企業の利益戦略としては”既存のバージョンを売れるだけ売ったほうがいい”に決まっている。WindowsをMSが毎年のように新型OSとして出すわけないじゃん。景気循環の中で一番いいタイミングで出した方が利益になる。『GTAはOS並みの、エンタテインメントコンテンツを凌駕した、最高級のITコンテンツ(のうちのひとつ)だから』

実際これって経営学とかMSの研究でも為されている事例だと思う。これはヒットコンテンツならばどれも同じで、現にStSでもそうだったけど(4Gamer.net)、繰り返し作業を行い、アップデートをしていくことで…いわば常に早期アクセスの含みを持つことでコンテンツの革新性を損なわずに利益を最大化するっていう戦略をとっているから。ロックスターも大局的にはテイクツーのほうでも同じ論理でGTAシリーズを扱ってる。ソフトウェア産業って情報材を取り扱う世界ですよ。これが車メーカとか白物家電メーカとかそれ並みのIT以前のいわば『ローテク産業』だと通じないっていうこと。扱ってるのが物財だからです。GTAはハイテクのIT産業・情報材の範疇に入るわけだ。

アップデートしていけるってのはITの強みよね。あとコピーして売れるっていう概念と合わせて、繰り返し作業を何回もやれる。高頻度にアプデが入るのはMSのOSも同じじゃん?Appleも同じじゃん。なぜSharpはダメになったんだ?そりゃ、ハードにこだわりすぎたからですよ。当たり前。Appleみたいに一番初めにファブレスにしてそこから回帰してハードにもっていけばよかった。GoogleのChromeBookも同じやり方だろ?まずハードは捨てなけりゃならなかったんだ。そしてソフトウェアに徹してからハード物財に転換していけばSharpはよくなったはずよ。工場は国内に作っちゃいけなかったんだよSharpは。現に台湾の鴻海に買われてから”ハードメーカとして”鴻海が救ってくれたじゃん?ありゃ物財なりのソリューション経営革新をしたからだろう。繰り返すけど、GTAはOS並みの人気度を誇るコンテンツ。だから5は繰り返しアプデをやって目新しさで売り続けることに成功している。いわばGTAは永遠に未完成なんだよ。だってシミュレーターたるコピーなんだから。

あと第二の理由としてリリースするタイミングってのは同じ理由付けですけど…『技術革新が連綿と続く中でリリースしなければならないから』っていうのもある。これだけ科学技術が進歩して技術的特異点のようなことが提唱されそれに従っている現代。だから肝となるイノベーション(技術革新)を待たねばならないし、待たなくていい時期もあるっていういわば同語反極の状態にあるんですよ。これは第一の理由と重なっていると思うけど、第二の理由よね。現にかつてロックスターの社員だった人はそう答えているようです(THE RIVER)。

かなり難しいんですよ…これぐらい抽象度の高いコンテンツになると取り扱いが。