高卒・専卒でも大学学部に通わないで大学院に行くことはできる,,,だがDでの転科は当然容易ではない! | ページ 3 | ゲヲログ2.0

高卒・専卒でも大学学部に通わないで大学院に行くことはできる,,,だがDでの転科は当然容易ではない!



☆統計設計の知識を生かして機械工学分野を開拓しよう!

かなり難しいです。論文のノウハウがあるかたと競合することになると思われます。例えば、原子力やSMRの研究をしたいと思っても、うまくいかんでしょう。熱力・流体・設計・解析…すべて独力でやるところが基本博士課程です。自前で設備もなにもかも用意しなければなりません。科研費は学生が集める必要があります。企業に所属している場合、それは企業側で解決してくれることもあるでしょうけど、あなたがそういうケースに当てはまっているか?純粋な学問応用につながる実務能力を持っているか?判断されます。

☆それが難しいなら…統計学の知識を応用してバイオインフォマティクス分野にいこう!

前項と同様にかなり難しいと思ってください。博士レベルのバイオインフォともなると、学部から積み立ててきたPG能力が高いRやSPSSだけでなくPythonやCにも長けた情報系の院生や、医師免許を持って臨床応用もできる実務系院生と競合することになります。彼らにMBA取得しただけの単なる院生が叶うでしょうか?そうそう甘いわけありません。

という実際の経験はありました。多分、他専攻のかたでも専門職大学院の修士課程をある程度”ならし台”とわりきって甘い考えだけでいると後々痛い目を見るという点で、事情はそれなり同じだと思われます。少なくともキャリアに関連する先行研究だけは、MBAに進学する事前の段階で踏まえておいた方がいいでしょう。

結論から言うとやはり、MBA課程を含めて専門職大学院はそれなり背負うリスクも大きいのです。法科大学院が”やばい”といわれている今、次に淘汰されるのはMBA課程だと言われています。少子化で学生数が減っているので、MBAで稼ごうというのが大学院側の本音でもあります。おそらくですが…これはありていに考えているかたもいるでしょうけど、博士取得後研究職を得るタイミングもあるかということに繋がると思います。これについては散々言われているのでどのように博士号を取得するか?ということについては社会人大学院制度のあるところも踏まえよくよく考えておいた方がいいです。