新作デッキ構築型RPG「Roguebook」リチャード・ガーフィールドが「Faeria」に惚れ込んだ日 | ゲヲログ2.0

新作デッキ構築型RPG「Roguebook」リチャード・ガーフィールドが「Faeria」に惚れ込んだ日

「Roguebook」の正式リリースが近い。

若干値段は高めのデラックスエディションを予約購入すれば、本作の正式リリース前に(その正式リリースの48時間前から)本体のプレイが可能となっている。本作はニッチだが傑作だった戦略カードゲーム「Faeria」の世界観を受け継ぐデッキ構築型RPGゲームだ。「マジック・ザ・ギャザリング」のデザイナーとして世界的に有名なリチャード・ガーフィールド(Richard Garfield)がこの原案である「Faeria」にのめりこんだ挙句、本作開発にも参画したという。Kickstarterでの支援集めに成功し、本記事が執筆されている数時間後には無事正式リリースに至る…という経緯だ。

本作はローグライトデッキ構築型RPGというシステムを採用したゲームタイトル(いわば、RPG性があるデッキ系ゲームという点では「Chrono Ark」に近いともいえそうだ)。世界の邪悪なボスになったとある本の化身である”Roguebook”を、ゲーム内に存在する本の筋書きをたどりながら、編成したパーティを率いて打倒することが目的だ。「Faeria」とは異なりシングルプレイが基礎で、ワンクリアまでに約20時間を要するという。ただし、周回プレイが可能でその際にはプレイ難易度が極端に上がる。結果、すべての要素をアンロックするにはこの数倍以上の時間が必要でやりこみ要素も豊富だという。

二人のヒーロユニット・それぞれのヒーロに配布された50のデッキ・RPGベースで獲得できるレリック・習得できる豊富なスキルツリーなど、多様なシステムの並立が特徴になっている。この手のゲームでは『お約束』である”デッキコンボ”への理解も必要であり、戦術的な考え方が求められる高難易度系のゲームに仕上がっている。ゲームを彩るビジュアル面もとても美しく「Faeria」で使われた一連のアセットをさらにブラッシュアップした塩梅に仕上がっている。

本家Abrakam社はオランダの会社だが、パブリッシングはフランスゲーム大手のNaconが担当。本作「Roguebook」もインタフェースと字幕は日本語で遊べる。ガーフィールドが惚れ込んだ世界観を堪能できる絶好の一作を追体験したいのであれば買うべきタイトルだろう。カード性能のインフレとデフレ、バランスを巡るこの両面に苦しめられている既存のオンラインカードゲームの在り方に一石を投じるスタンスの一作にもなる…そうあたしは思ってる。

※アイキャッチ画像:Game Informerより