「SW(スターウォーズ)」ゲームの主題としてどこが素晴らしいのか? | ゲヲログ2.0

「SW(スターウォーズ)」ゲームの主題としてどこが素晴らしいのか?

SWのいいところってかなり多いと感じるんですが、これ単純に言えば、『ミクスチャー』だと思うんですよ。

例えば、政治体制。これはローマにおける政治と似ているとの指摘がある。アリストテレスの政治学に似ているところも明らかにある。パルパティーンは民主制からの僭主の登場ですね。あとアクションシーン=ライトセーバーによる剣技もそう。これは明らかに日本のサムライの殺陣にインスパイアを受けている。SWの世界にも剣技のカタがありますよね。例えばメイスは、ヴァ―パッドの使い手。あとスピルバーグ自身が認めるようにR2D2とかの存在は、事実、黒澤明監督の「七人の侍」の影響を受けている。これは明言されていることは有名ですよね。このように妙にアジアなところもある。

事実、俯瞰して見ると、SWのストーリーは単なる勧善懲悪を主題としたものではないですね。事例挙げると、ベータ―卿の最終局面での揺れ動く心や、シリーズ通じてパルパティーンに利用されるジェダイが次々と出てくる、ジェダイの内部での心理戦というものも妙に仏教っぽい要素がある。このように、ローマの政治・アリストテレスの政治論以外にも、アジア・特に日本の文化や哲学のようなところを感じさせるネタが豊富なんすよ。この辺りは小説を読むと面白いですね。確かに小説、読んでみると面白いです。なぜ、メイスにジャンゴがあそこまでやられたかとか、しっかり映画でも小説でも描かれてるよね。

また、このように、作品の内部でも興味深いですが、作品の外部も面白いです。例えば、なんで前期三部作を後で作るはめになったか?とかスピルバーグが本作の大ヒットを知って避暑地からとんぼ返りしたとか…(本来この手のSF映画は当時のアメリカで広く受け入れることはあり得ないと強く映画関係者に思われていた)。

当初映画のヒットは予期されなくとも、今に至ってゲームのテーマになることが多いのには、必然的な理由がやはりあるんじゃないかな…このような細かな設定、連作として作られた経緯、そしてなによりもカッコいいキャラクターのデザインはゲームにするにあたりかなり妙を得ているところがある。主題がコンセプトでなく、実際のガジェットに落とし込まれているんですよね。攻殻機動隊みたいにゲームにすると失敗するっていうコンセプチュアルな作品じゃないんですよ。

だからこそ…SWはゲームテーマとしても偉大なんだろうね。