スナイプゲームの憂鬱 | ゲヲログ2.0

スナイプゲームの憂鬱

スナイパーに焦点を当てたゲームが脚光を浴び、その後評価を落としめてしまう事例は今に始まったことではない。

シリーズの初作「Sniper: Ghost Warrior」は当初かねてより、期待込められ、みんなに望まれていたタイトルだったが、PvPのシステムも含め、杜撰なゲーム性を指摘するレビューが多数つくようになってしまった。レビューによれば”スナイプゲームなのにもかかわらず近接戦闘が多い”…と散々の言われようだ。なにもこのゲームに限ったことではなく、多くのスナイプゲームがコケにされテキトーな評価しか得られていないように、難しいジャンルだと思う。近作は賞賛されているものの、「Sniper Elite」シリーズでさえ、けっこう苦言を呈されてきたという過去がある。

たしかにスナイパーに焦点を当て、スナイプのACT性にあこがれを抱くゲーマーをターゲットにした作品…という謳い文句は納得のいくものだ。我々が数々の戦争映画で見てきたように、やはりスナイパーはカッコいい。だが、その反面、ゲームの主題にしたとき解決しなければいけない問題も数多いのは間違いない。それは既に書いた通り、近接戦闘との絶妙なバランスが求められることが大きいと思われる。例えば、スナイピングを主題に取りながらも、ハンドガンやMGでの近接戦闘のほうが強い要素になっては、肝心の遠距離狙撃というそもそものゲーム主題からかけ離れてしまうだろう。だが、一方でそういった近接戦闘を排除しても、狙撃ものとしては単調になりがちで、それ以前の問題として本来戦場の持つ機動性が失われるかもしれない。つまりエンターテインメント性とリアル性との間で絶妙な距離感が求められるのだ。

確かにスナイプゲームは憧れられ、需要ある限り”買われるタイトル”である。であるのにもかかわらず、なかなか本質がとらえにくいというジャンルである。求められる技術が複雑なだけに、FPSとしてのノウハウの蓄積も容易ではない。冒頭にあげたシリーズの最新作である「Sniper Ghost Warrior Contracts 2」がそこらの課題をクリアしていくか?その答えは基本的にシリーズ評価がいまいちであるからゆえ、ネガティブにならざるをえない。本作のPvPの実装が不透明なのは(アプデで対応することも鑑みても…)なんからの理由があるのではないか?とあたしは勘ぐっている。