ちょっとロジックから入ったけど…今回のお題『ゲームがゲーム内で進化するゲーム』について。なんのことや?っておもうやもしれんけど、こういうジャンルがあるんですね。つまりゲームのシステム・ジャンル・根本的なギミックがゲームの進行に従って変化していく(進化していく)ゲームのことっす。
まぁ、こんなヘタレなあたしの説明だけじゃまったくわからんだろうから、ここらで「Evoland」および「Evoland 2」のトレイラーを見ていただこう。
(ノ∀`)アチャーまだわからんかもしれん…というのもこのゲームシリーズ、1のほうは進化の程度が極端じゃないんです。2のほうでは、もっと”それ”が明確になってます。
つまり、ゲームの歴史をたどってみると、はじめは白黒の2D、典型的なロールプレイ型のハクスラに近めの単純なものだったわけね。できることにもハード的ソフト的制約があった。だけれども、それに色が付き、ドット絵という芸術的拡張性を持ち、さらに3DCGにも進化してリギングやクエストなどという進歩した形のゲームも出てくるようになったわけね(当たり前ですが…^ω^)。だったら、こう考えられないだろうか?
『ひとつのタイトルの中にゲームの歴史を組み込んだらどうか?ひとつのゲームにゲームそのものの進化を埋め込んだらどうか?』と。ゲームの歴史をまるでたどるように、原始的なゲーミングを冒頭に置き、当該ゲームタイトルが進めば進むほど、ゲームの進化の歴史自体をたどるようシステムそのもの・ギミックそのものがあっていいんでない?そういう、ヒストリカルな新しいアイデアがあっていいんじゃない?(この説明でわかるやろうか…)
ゲームが進めば進むほど、グラ周りは2D→3Dになり、やれること=自由度が多くなっていくってことなんよ。「Evoland」はこういうゲームの進化をたどっていくゲームになっているわけね(説明がしつこいwww)。んで、じゃこういうジャンルがACTSTGで考えられないか?っていうことで思いついたのが、今回紹介するSteamで17日に新リリースされる「Speed Limit」や。見てわかるように、ゲームのジャンルを超えてるよね。つまり複数のジャンルをひとつのゲームに詰め込んだものなわけだッ!!!
「Evoland」はそういったゲームの中でもRPGを主体に置き、そして「Speed Limit」はACTシューティングにゲームの主体を置いたわけよ。ジャンルとか垣根を越えて、進化したり退化したりするゲームがあっていいんじゃないか?っていう発想だやね。確かにこれは思いつきそうで思いつかなかったアイデアじゃ!ガチでオリジナリティがあるよ。
ゲームがこれ以上、進化しないならば、そのゲーム自体の進化の歴史をシミュレートするようなゲームタイトルがあっていいんじゃないのか、そういう発想に基づくゲームなんだね。『ゲームがゲーム内で進化するゲーム』こういうジャンルもあるよっていうだけの、でもでも新しいゲームデザイン発想のオハナシです。
実は、このジャンルのゲームは進化論とか優生学的な考え方とか歴史的な考え方そのたもろもろの哲学的な思考論にまで発展して考えられる方法論でもある。人工生命とかね。まさしく、シミュレーティッドリアリティんわけだなw