たしかに面白い面が多々あるゲームだ(最新のアプデでもリアル系の要素を多く取り入れてるのがわかる)。AIは随分と改善が図られ頭良くなってて、自立連携している面が見て取れる。動きが生物みたいになっており、自由に回遊したり、声かけあって前進してきたり、クリアリングが入るようになっている。マップにもよるが、市街地戦や混戦時などではぶっちゃけ『赤サブレ』だが、そうでないケースも広いフィールドでは見受けられ、しっかりと撃ち返しが入ってる。『高級赤サブレ』と評するかたもいるようだが、そのあたりを考慮すると、まったくその通りかもしれないw
『こういったアプローチのゲームがFPSというジャンルであっていいのか!』
そういうゲーム。てかそういうFPS。
よーするに、実質これが「XOPS2」になってるっていうのはある。「XOPS2」は作者が多忙すぎて停滞しちゃってる感が残念ながらあるけど、こっちはけっこう頻繁にアプデ入ってるし、ユーザがゲームを所有していれば無料で常設鯖を建てられるというようにかなり環境がいい(ほうだw)。「XOPS2」がやりたかったことを代わりに「Ground Branch」はやってくれている。「Arma」を凌ぐタクティカルリアリスティックFPS、それがこの”GB”なのだ。nine-two氏が言うように、このゲームは奇妙にも「XOPS2」の設計思想を正当に受け継いじゃっているんで…そういう意味ではこのゲームの要点はこう表せる。

・プレイヤースキル重視のBF/CoD/MoHとは決定的に違うゲーム
・銃器カスタム等 現実をシミュレートするタクティカル性 および…
・敵AIの設計に端を発するリアリスティックなゲーム性が絶対的基礎
今後、唯一の問題はCo-opするだけのプレイ人口がいるかどうか。ゲーム自体は神(というより、”GB”のゲーム性はこのゲーム”GB”でしかありえない、と表現するほうが正しい)なんだけど、プレイ人口が集まらないっていうパターンもけっこうあるんだよな…「Strike Vector」シリーズなんかそうだったもの。この辺りは常設鯖をファメが作っているらしいので勝手に期待。プレイ人口の問題を克服したうえで、このゲームの革新性が広くSteamerに受け入れられることを願う…
※アイキャッチ画像・画像引用元:Steamより