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「ゲーム会社」は「製薬会社」と同じく傘下の中小devをたくさん持つべき

「ゲーム会社」は「製薬会社」と同じく傘下の中小devをたくさん持つべき

この流れは今に始まったことではない。

ゲーム会社と同じく、製薬企業で中小ベンチャーが多く興っているというのは歴史の必然だ。例えば、製薬のためのスクリーニングは大きな・大型の強い会社がすべての工程を担う必要はない。天然資源や、今評判のRNA製薬を巡っては、その探索、すなわちスクリーニングが重要である。問題なのはそのスクリーニングを効率の良い形で行うことだ。このための方法は大きく分けてふたつある。

・コンピューターを使って演算させ、シミュレーター上で製薬効率を上げる方法

・中小企業を多く傘下に持ち、彼らに製薬シードの探索をさせることでセレンディピティを狙う方法

これ以外に道はないと思う。ひとつめのコンピューターを使った手法はインシリコ製薬といわれ、山中伸弥もこの手法を使って、リプログラミングにおける課題のブレイクスルーを成し遂げた、と産総研の情報学者は主張する。データベースとリンクさせて、探索はAIにやらせる時代が来るだろう。

もうひとつの方法は既に欧米では当たり前になっている。製薬会社は最終工程に近い部分だけをおさえ、製薬の新規段階は、買収した会社に任せる。優れた中小企業・シードを探る中小企業をいっぱい持てば、新薬開発リスクは低減させたうえで、製薬製品化という”本業”に専念できる。買収された中小ベンチャーは資金調達を短期的に行い、業務を通じて、ゆくゆくは上場しストックした株式による大金を狙う。両者はWin-Winの関係にあるのだ。

この構図はゲーム会社をはじめとするIT業・大企業の昨今の戦略とまったく同じように重なる。テンセント・パラドックス・マイクロソフト、どれも中小のdevを多く抱え、これらの買収に力を入れている。ゲームを進化させる方法は簡単で、イノベーションのシード、すなわちゲームの構築部分をこうした中小devに任せてしまうことだ。それにより、リスクは大幅に回避できるし、もしゲームセールスの面でも失敗しても、簡単に足切りができることも、製薬企業と同じことだ。

中国企業テンセントは、MSと同じように、こういった傾向に傾きつつある。日本企業も開発スタイルを現代風にしたうえで、ユーザのニーズを把握し、プラットフォームにこだわらず配信することで改革をする姿勢に変わりつつあるが、まだまだこの手の体制改革に、十分に成功していないように思える。ただし、多くの独立系devが国内でも動き始めているのは事実だ。

マーベラスの元でEdelweissが「サクナヒメ」のリリースを行い、そのセールスを大成功させたこと、Rabbit & Bear Studiosの設立、および彼らがキックスターターで既に4億をも開発費を集めた新規タイトル「百英雄伝」の狼煙上げは、その兆候に過ぎない。

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※これは何も製薬業や情報材産業だけの話ではなく、拡張すれば、ミッタルスチールや日本電産、SBなどのようなモデルに適応できる”広い話”なはずだ。