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【カプコンの挑戦】「ロックマンX DiVE」投入でメガマンXシリーズは復権なるか?

【カプコンの挑戦】「ロックマンX DiVE」投入でメガマンXシリーズは復権なるか?

たしかにこのニュース一報には驚いた。カプコンが今、再建の時に入っていることは誰もが承知していることだろう。バイオハザードシリーズのリメイク作をクオリティ高め、次々と世に出し、高評価を連発させた。グローバル市場にむけてはレジデントイヴィルシリーズとして発売され、Steamでも好評の販売劇を繰り広げた。それに加えてリメイクだけではない。シリーズのリブート作を作り、こちらも体験版の時から熱中するファンが多くいたほど。そのセールスも成功し、新たな新章”ヴィレッジ”というタイトルも繰り出すそうだ。決算も最高益…と過去に類を見ないほど絶好調だ

当初このリブートには懐疑的な見方も多かったが、終わってみれば「なんだ、しっかりとしたバイオじゃないか」と納得のいく出来に満足したファンも多かっただろう。メタスコアも安定し、5~6と失敗していたシリーズの復権に大成功したのは記憶に新しい。また、この路線と並行し進んでいる、シリーズ新規タイトルはバイオシリーズだけにとどまらない。その代表格がロックマン11のリリース、次いで出てきたのが今回話題にするロックマンXシリーズのリブート作のリリースだろう。

ただ懸念がないわけではない。ロックマンXというと高評価を安定的に繰り出したのはX1~X4までというのがファンの間での定説。加えてPS2でリリースされたX8が起死回生の一作だったことも、かって振り返ると記憶に新しい事実だ。だが、今回出てきた新作はスマホ向けのリリースになる…という。その名が「ロックマンX DiVE」というものだ。こちらのイメージPVを先に引用させていただいたが、かなりスマホ向けに”イメージロック”されている印象は大きい。これを今後コンソールにどう展開するかという点で疑念は正直ある。画質が技術的なものなのかどうかは筆者個人では判断できないのだが、新規性に凝りすぎていて、Xシリーズの伝統的基盤ともいえる、X1~X4までの安定的なグラフィック寄りの”練られた”ものでないことは明らかだ。

大筋のストーリーやアイデアは素晴らしいと筆者は思う。電脳のような世界に飛び込むという、無印新規タイトルだった11のような奇抜なアイデアを持ち出してきた。時間や空間をテーマにして、ロックマンXシリーズの再考を促すような奇想天外な設定…無印11が強く、”時間”といういい意味で奇をてらったテーマを軸にした分、Xシリーズ新作としてもいい案だと思う。だが、穴が見えないこともない。

例えば、先に書いたようにグラフィックがXシリーズの伝統とは一線を画す、粗目でスマホ最適化されているものであろうこと、新ヒロインがかなり『萌えデザインぎみ』であるということ、さらにPvPというXお得意のハードコアアクションRPG路線とは違ったいささかカオス気味なアイデアもシステムに織り込んでいること、その結果多キャラ路線になりソシャゲ気味なイメージセンスを持ってしまっていること…これを見てふと思い出されるのは、XシリーズがナンバリングX1~X4まで”鉄板”の面白さを誇っていた時から、その後一気に軟弱化し、ゲームバランスがとことん崩壊してきてしまった当時のこと、である。

個人的に思うのはXシリーズでメガマンが復活するには、主題にこそ目新しいものを置いても、それ以外の点では原点回帰しかない。これはXシリーズのファンが日々願っていたところであり、無印11がそうであったようにXシリーズもまたそうあってほしかった…と望むメガマンファンは多いのではないだろうか?カプコンの再建路線はバイオシリーズではかなりうまくいった。ロックマンも無印シリーズではかなりうまくいっただろう(それが稲船さんがいなくても成功した11の高い出来に裏付けられている)。

だが、今回Xシリーズのリブートの第一報にあたって、とても”怖さ”も感じてしまう印象を受けた。手堅く、原点に立ち戻ったXシリーズの良さが相まみえる新作を期待してただけにその内容はまだまだ未知数である。Xシリーズに求めるのは、作ったカッコよさや作った萌えではない。ファンが求めるのは、(テーマこそ部分的に目新しいものを持ち込んでもいいが…)自然なカッコよさ、特にクールで最適化されたカッコよさ・ハードコアな設定に基づく大局的デザインであるはずだ。DASHシリーズもリブートさせるという噂は絶えない中、このソシャゲ気味の方針が果たして成功するだろうか?

端的に言っちゃうと…『いささかぶっ飛びすぎではないだろうか?』