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イスラム原理主義は過激派と同等か?

イスラム原理主義は過激派と同等か?

前投稿の「心理操作は可能か?」に続いて投稿しておく。純ちゃんに言われたんで書いておきます。

ひとつまえの投稿ではいかにも原理主義=悪質な洗脳テロ集団みたいに書いたけど、これって誤解である。イスラム原理主義っていうとすぐに反応して「砂漠の宗教」とか「原理主義的テロ集団」っていうやついるけどこれはありえない論理です。例えば、イスラムといっても一括りに考えられるものではない。アリーにムハンマドの後継性が見受けられるとかそういう派閥があって争ってるのは事実。だけど、砂漠の宗教とか多神教のほうが一神教よりも優れているという馬鹿な学者(名誉なんちゃらとか…誰のことかはわかるよね!)もいるようですが、それほどこの問題が簡単ならば誰もが困ったりしませんから。

あと養老先生もそういっていたようですが(原理主義=脳の代数的編成の問題とのこと)これもありえません。例あげると、イスラム原理主義組織の中にはエジプトで影響力の強いムスリム同胞団というところがあります。が、これは原理主義組織でもかなーり寛容な部類に入ってます(だからクーデター後もエジプトは比較的穏健で民主主義がなんとか保たれてるという意見はある⇛だからイスラム系の国家でも優等生クラスに未だに分類される)。はっきりいっておくけど、イスラム教ぐらい寛容な宗教ってないんですよ。巡り巡っているだけでね。

んで、前投稿でも言ってるけど、イスラムの歴史とかキリストのための戦いって複雑すぎてこの分野でガンガン論議している学者がいるぐらいなんで、そんな簡単じゃありません。くり返し言ってるけど、歴史的にはイスラム教よりもキリスト教のほうが多くの人間を殺してきたんですよ。我々はそういった死者の亡霊に諭されているといっても過言じゃない。オバマの発言の中でそういう文句が出てきたけど、これはオバマが正しいし、これを引じて紹介している池田信夫が正しい。

オバマ大統領がIS(イスラム国)について「これは彼らの特殊な問題ではない。十字軍や異端審問の時代にも、キリストの名において人々がひどいことをした」と演説したことが「テロリストを十字軍と同列に置いた」と批判を浴びているが、これは彼が正しい。池田信夫 blog : 暴力装置としての宗教より

聖地の問題・宗教発祥の問題・外交的分断の問題・イスラエルを国家として扱えるか・今もちきりのイラン核問題とかいろいろあるんですよ。私は養老先生のことを尊敬していますけど、これについて(原理主義=過激派みたいな考え方)は明らかに先入観ですね。

今のイスラムは中世の西洋と同じような状態であり、ISは十字軍とそれほど違うものではない。違うのは、キリスト教世界が莫大な犠牲の結果、宗教的寛容としての自由主義を学んだのに対して、イスラムはこれからそれを学ぶ途上だということだ。
だから一部の日本人が勘違いしているように、政治的な自由主義は「話せばわかる」と信じてみんなと仲よくする思想ではない。それはいくら話してもわからない人々が殺しあうことを防ぐために宗教を国家から分離し、その暴力性を抑止する思想だから、宗教の名において他人を殺す者は徹底的に排除しなければならないのだ。上記同ページより引用

池田も言うように、これは単なる問題じゃないし、断定できないブツ。人類は確実に平和な時代を生きるようになって、進歩している。トッドも言うように20~21世紀にかけて第三世界でも識字率は伸びている。イスラムテロリズム驚異論は虚構なんです。人類は世界レベルで確実に進歩していて、後進国でもかなり識字率が上昇し、受胎調整(先進国ではどこもそうなっている:城さんが言うように)が現に起こっている。平和の、そして理性の勝利です。

たしかにテクニカルに言えば、ノブーが言ってくれてるように、最終兵器である核兵器が世界均衡の最大の要因である可能性は否定できない。ただし、ピンカーやトッド・はてはノブーが言うようにかつての世より格段に人類は進歩している(という点は確固たる現実がある)。つまり、イスラム各国における、イスラム原理主義とイスラム過激派って同じじゃないんです。んな簡単に問題が解決したらそもそも誰も苦労しません。

同じじゃない。むしろ、ふたつは別と捉えるほうがいい。