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トニー・ブレアのイギリスに「第三の道」はなかった。

トニー・ブレアのイギリスに「第三の道」はなかった。

当時、イギリスの英雄トニー・ブレアによる労働党政権は「第三の道」という理念を掲げて国家を率いた。この「道」っていう意味は、新自由主義でも社会主義でもない新しい政治のことなんだけど、これってぶっちゃけ無理。どう考えても新自由主義思想にかぶれて、それでいて社会思想も取り入れるっていうだけで、ヘーゲル的な称揚はなかったんだよね。いわばヘーゲルなき骨抜き思想だったんですよ。はっきり言って、イギリスの教育問題は是正されてないし、格差も是正されていない(日本やアメリカ以上の「格差固定」がイギリスには現状ある)。つまり社会主義思想すら取り入れられなかった単なる市場経済との雑食いわばハイブリッドに過ぎなかった。そういうように評する評論家は多い。

現に労働党はブレアの後大敗し、ブレア自身が愚弄する、かの有名なコービンに政権が渡ろうとしている。コービンはもろ左翼。つまり、第三の道なんてなかったんですよ。むしろ保守党の「氷の女王」メイでさえ政権運営に苦しんでる。単純な雑食政治は一時的な効果はあった。経済成長こそ市場原理の導入と規制緩和で促したが、最下層の保護は失敗に終わった。政権は無理な戦争であるイラク戦争(サダム・フセインには民族浄化の悪はあったけど、核兵器なんか開発してなかった。さらに、テロ組織の支援もしてなかった)に突入し、ブレアは退陣に追い込まれた。退陣の際、保守党のひとも拍手したけど、ありゃ皮肉だわ。ブレアがもたらした政治、それは第三の道ではなく、新自由主義・新古典的経済思想を主軸にした、社会主義の面を被った単なる仮面だったのです。

今のイギリスやフランス、またかつて「第三の道」に共鳴してた日本の旧民主党を見てください。ブレアの生ける亡霊が、世界の政治の行く末、民主主義の行く末をたたり、その衰退を見事に予言していた。彼の数々の名演説は今、チャーチルの名言によって消滅したわけです。

It has been said that democracy is the worst form of government except all the others that have been tried. 訳:民主主義ってのは最悪の政治だべ。ま、それまでの実現したすべての政治体制を除けば。

Winston Churchill(ウィンストン・チャーチル)