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「からかい上手の高木さん」傑作評価。今読んでないやつは中年になったとき読んで損してることに気づく…。

「からかい上手の高木さん」傑作評価。今読んでないやつは中年になったとき読んで損してることに気づく…。

からかい上手の高木さん(7)

たしかにこのカップルはあっていいんだな。俺が泣きながら漫画読むときってのは感情にかっさらわれる時が多いんだが、Amazonレビューにも実際ある通り、この漫画(特に7巻)ってのは40・50歳なったときに実際本当に涙腺に感じるもんがあってこそ涙が出てるっていう漫画ですわ。

たしかに高木と西片ってのは亜流でうらやましいんだけど、許せないカップルだとか絶対にいえない。今までに読んだことない漫画であり、この涙の流し方は間違いなくほかの作品で泣いたときと違う世界観がある(このレビューみてだまされた、とか「ぜんぜん泣けねーよwww嘘言ってんじゃね!」と思う人も多数いるやおもうけど、数十年後にその評価が変わると思う…)。

読み手に「高木さんは俺の嫁!だけれどもそれ以前に彼女は西片の嫁!」ってしっかりと言い切れるタイプなんですよね。これは実際漫画をよんでりゃわかるようやけど、読者からすると工夫凝らされているタイプの(・∀・)ニヤニヤの合理性があって、感情論でも論理論でもしっかりと割り切ってその嫁性(なんだこの表現はwww)を認めることができるんです。「うらやましい」とは思うけど、高木は絶対に西片の嫁であるべきなんだよな。それを必ず認める。なにを認めなくても高木は西片の世界で唯一のパートナーであることは認める…。

からかい上手の(元) 高木さん 2

そしてこの「元高木さん」ではその”未来”をしっかりと作画者を変えながらも、その様子を子供との関わりあいを含め、メタ的な作品に位置付けることでもしっかり商業的に、またなによりも、作品的にも成功している。世界観が追加されて拡充されていく。それが西片の場合は、高木との結婚と子供のもちかただった…。彼らという家庭のコメディーはある種の即興でありながら、それでいてそれだけで感動モノなんです。

彼らはえっらいわけでも、貴重な公職についているわけでもなんでもありません。西片は平凡な体育教師になり、高木さんは子育てをしているだけ。でも、それだけでその物語は成り立ってしまう。この極小の中に、地味なカップルの成り立ち故存在する世界観がたしかに大きくある。小さくも大きい物語、それがこの漫画で描かれた地味さのある偉大さや思うわ。人間の生きる意味が見え隠れする、その人間の間の関係性というコネクションは苦しくも、それ以上にずっとずっと楽しく素晴らしい…。

夏空の下で、彼ら、西片と高木の青春は今、永遠なのです…。