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サッカー日本代表は本当にサッカーメキシコ代表を目指すべきなのか?

サッカー日本代表は本当にサッカーメキシコ代表を目指すべきなのか?

さて、タイトル通り、(親善試合でメキシコに負けた当日に書いてるんだけどw)話題の件ですが…実は客観的に見て取って、”そうだとはいえるともいえない”とも思えます。例えば、この反論の記事を見てみてください。

体格ほぼ同じなのに… 「ドイツ斬り」メキシコと日本代表の差

この記事をすべて見るのは面倒でしょうから、三行に簡潔にまとめます。

・メキシコ代表は日本代表のお手本になるという意見があるが…

・それは誤りだという反論がある。

・身長差だけではなく、”フィジカルの違い”があるからだ。

とまとめられます。ただし、この記事では、まったく触れていない事実があります。それはずばり、果たして…

☆フィジカルの差とはそもそも何か?

という一点だけです(のちのち別のサッカーの技術などについは広く触れて結論とする)。反論は身長差には表れないデータがある。それがフィジカルだ…とありますね。ではこの反論に再反論できる論理はないのか?それを紐解くにはフィジカルとは何か紐解く必要がある(のが第一の着地点)。

例えば、フィジカルの力で負けていたら、長友(日本人)はインテルには入れなかったはずです。欧州イタリア屈指の名門からオファーがかかるのは、日本人である長友でも得られるフィジカルコンタクトの能力があったからにほかなりません。

たしか彼は明治大学出身で、若いころはあまり将来を嘱望された逸材ではなかった。だからこそ、ディフェンダーとして唯一できること、フィジカルコンタクト(当たり負けしない体幹)の強化に力を入れた。その結果、インテルからオファーがかかるほどの、世界でも屈強なディフェンダーになったという経緯があるのは誰もが知っているエピソードでしょう。

長友の例に限ってみれば、日本人がフィジカル力に負ける、という前提は成り立たないようにも思えます(サッカー素人の意見ではあるので、この反論に対する再反論に対する再々際反論があってもいいと思っています)。では、フィジカルとはなにかと考えてみましょう。これについてはすでに長友の事例(あたしの書いた文章とほぼほぼ同じことを述べておられです)にふれた良い記事がありました。

サッカーに必要なフィジカルとは、

・体幹
・筋力
・持久力
・柔軟性
・アジリティー(敏捷性のこと。 方向転換など身体的な要素と、状況判断や予測能力などの認知的要素から成り立つ)などが挙げられます。

フィジカル=筋肉のようなイメージがありますが、実際には総合的な身体能力のことを指します。

※以上、【サッカーフィジカルとは】強さ=筋肉?効果的なトレーニング紹介!より引用した。

このニュアンス・フィジカルという概念はラグビーにとってはより顕著なように思えます。体同士がぶつかり合い、互いに熾烈な陣地争いが起きるラグビーでは、よりフィジカルの力が如実に実力に色濃く出ます。

ラグビー日本代表が帰化選手の力も借りて、強化したフィジカル能力を備えた日本人選手とともに手を取り合い、Wカップでベスト8に入った話は有名です。長友の事例を見ても、よりフィジカルの力が求められる、ラグビーの事例をみても、そうそう簡単に「日本人なんだし、フィジカル力をその人種に求めるのはバカな意見」という論理は成り立たないようにも思えます。

その後ラグビーの代表になるための資格が国籍に依らなかったことから、日本でプレーしている外国人が入るようになりました。外国人の割合がチームに数人のころは、チームとしてはまたまだ小柄だったため、やはり強豪チームに勝つところまでには至りませんでした。その後、ラグビーのプロ化の影響で日本でプレーする外国人選手が急増し、日本代表の資格を持つ外国人が増えたことで、代表になる外国人の割合か増え出すと、日本代表も海外の強豪チームに勝てるようになりました。もちろんこれは代表に外国人選手(日本に帰化した選手が多い)が増えたことだけが理由ではありませんが(外国人選手と一緒にプレーする経験が増えて、日本人選手たちが彼らに対抗できるように成長したことも大きい)、フィジカル(身体的要素)がラグビーにとっていかに重要かを物語っています。

※以上、ラグビーはフィジカルがとても重要 | ラグビー初心者ドットコムより引用した。

とはいっても、競技が違うじゃん!という意見はごもっとも。では体重差も考慮して考えてみましょう。一番いいのがNHKのサッカーWカップの算出データをみることでしょう。まず、出場国32チームの『チーム平均身長ランキング』次に『チーム体重ランキング』…(追ってみていこう!

1セルビア186.7
2デンマーク186.6
3ドイツ185.8
4スウェーデン185.7
5アイスランド185.5
6ベルギー185.3
7クロアチア185.3
8ナイジェリア184.5
9イラン184.5
10ロシア184.4
11セネガル183.9
12フランス183.3
13ポーランド183.2
14チュニジア183.1
15パナマ183.0
16スイス182.9
17イングランド182.7
18モロッコ182.7
19韓国181.8
20ウルグアイ181.0
21エジプト181.0
22オーストラリア180.9
23コスタリカ180.8
24ブラジル180.8
25コロンビア180.6
26スペイン179.9
27ポルトガル179.7
28メキシコ179.2
29アルゼンチン178.9
30日本178.8
31サウジアラビア178.1
32ペルー177.6
1デンマーク82.6
2アイスランド80.7
3パナマ80.5
3セルビア80.5
5ナイジェリア80.5
6ドイツ80.0
7フランス80.0
8スイス79.9
9ベルギー79.6
10クロアチア79.3
11スウェーデン78.8
12エジプト78.4
13イングランド78.3
14イラン78.1
15ロシア77.6
16オーストラリア77.5
17セネガル76.8
18ブラジル76.6
19アルゼンチン76.5
19ポーランド76.5
21コロンビア76.1
22ペルー75.9
23韓国75.3
24チュニジア75.0
25スペイン74.7
26モロッコ74.7
27ウルグアイ74.6
28コスタリカ74.3
29メキシコ73.8
30ポルトガル73.6
31サウジアラビア73.0
32日本71.9

※ともに、ランキング:2018 FIFA WORLD CUP RUSSIA(2018 FIFA ワールドカップロシア大会特集):Jリーグ.jpより引用した。

この図表をみるとよくわかりますが、メキシコは確かに、身長・体重ともに日本のランキングの付近に位置しているね。だが、これが統計的に強さを表すアテになるとは限らないことも重要です。

例えば、アイスランドは”強い”ように見えるが、グループリーグ敗退(しかしながら、グループリーグでスーパースター・メッシ擁するアルゼンチンと引き分けている)。イランも同じで、”強い”ように一見見える(同じくグループリーグ敗退-ただ、グループリーグでメッシと並ぶであろう同じくスター選手ロナウド擁するポルトガルをあと一歩のところまで苦しめた)。

よーするに、以下の記事でGIGAZINEが伝えるように、サッカーはフィジカルのような単一の指標を用いて説明できるほど単純では無ければ、金をかければそれだけで強くなる競技でもないのです。前回大会優勝国がグループリーグ敗退するというジンクスもある。発展や変化のスピードがほかの競技と異なる面が大きすぎるわけですね。

何がサッカー代表チームを強くするのか? – GIGAZINE

この記事で代表を強くするには才能の発掘および適切な育成を含めたコミュニティを軸とした環境づくり”が肝だとされているようです。

では結論を述べましょうか…

結論の背景となる”縮図”

優れた統計モデルやその専門家でもってしてもサッカーの不確定性を明確にするのはかなり難しい。経済の差や環境の差・当時の選手たちの才能とメンタル、育成環境など、確実にコントロールできるものと、コントロールできないものとが存在する。その中で結果が求められる。フィジカルというのは、サッカーの技術競争の一概念一要素にすぎず、その定義すら明確にすることはいたって難しい。なおのこと、試合そのものを決定づける要素も判断は難しいのは当たり前だ!

もうちょい本論に突っ込んだ結論

身長と体重という基本的な体格差でいえば、日本代表とメキシコ代表は確かに近しい。ただし、なにをもってして、フィジカルの差というべきとするかすら定義は難しい中、日本とメキシコの選手の発掘・育成環境を比べることすら単一にはできない。一方で、日本人選手でもフィジカルコンタクトの能力を認められ、ビッグクラブにオファーされている実例は近年存在する(冨安も長友に続き活躍が期待され、タケの技術力でカバーするという邦人選手の事例をみても、むしろ近年タレントは多くなっている感触ある)。あえて、端的に言えば、サッカー強豪国の目指すべき着地点・強化策は、選手の才能とその発掘・足元の技術力や決定力・テクニックなど多様に存在することは、実は、誰もが知っていることで、フィジカルだけが単一の要素ではないのだ!

ということになるのではないでしょうか。あたしは基本的には、日本代表とメキシコ代表には酷似点も相違点も、ともに多いように感じましたけどね☆

※アイキャッチは、メキシコを代表するサッカー選手エルナンデス ハビエル・エルナンデス – Wikipediaより引用した。

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