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エイミー・バレットと竜騎士07は物語を広げるだけか?【矛盾するリアルとイマージナルの対立】

エイミー・バレットと竜騎士07は物語を広げるだけか?【矛盾するリアルとイマージナルの対立】

WATCH: 'Courts are not designed to solve every problem,' Barrett says in opening statement
公聴会では、自分のルーツとか正確に矛盾なくしゃべんなきゃあならないらしい。宣誓して、家庭環境とかも含めて話してる。んで、エイミーは、ノートルダム大学のご出身なんですね。
※サムネイル画像:Amy Coney Barrett – Wikipediaより引用

ゲームクリエイター・ストーリーライター竜騎士07さんについては、批判も多い。その大概が、『風呂敷(物語)広げるだけで、物語の道筋をつけない(伏線回収しない)』というもの。あたしもこれには大方賛同するけど、手放しに07のことを批判できるわけじゃないのも事実。なぜか?それはゲームに限らず、他分野でも不確実性だとか矛盾のある類の話は多いからだ。

トランプは政治に不確定性原理をもたらしたってのは政界の話だけど、これがたとえ、ほかの小説などの物語の世界の話であっても共通項として矛盾はある。一番有名なのはアガサ・クリスティーの例よね。アガサの話は完璧主義に一見見えるけど、そうじゃない。アガサは、実は矛盾のあるミステリーを書いていることでファンの間では有名だ。

んで、07の場合アガサよりずっとテラー(teller)としてはたち悪い…というか伏線回収らしき伏線回収はほぼしないんだよね。程度の差はあれども、どの世界でもそういうあいまいな傾向や矛盾してる面ってあるんよ。哲学でもそう。例えば、ヴェーユの独自の哲学は曖昧過ぎるって批判されることも多いし、法政治哲学でも、暴力論を論じたアーレントも同じだ。彼女の論理の中にも強い矛盾あるんですよ。てか、ぶっちゃけ、あっていいんですよ。んでリアルに転じてみるとそれに対する反動があるわけ。

今回、エイミー・バレットがそれについて論じてる。詳細は上の動画を見てほしいんだけど、エイミーは、「法はすべての人間を救うものではない」と述べている。実際、これってゲームテラリスト(語るもの)の面でも同じ…というか問題提起に似通った一面があると思うんす。法哲学や純粋な法理学でもそういう傾向にあって、複雑な点が実際あるんだよね。だからこそバレットは「法は書かれているままに適用されるべき(A judge must apply the law as it is written, not as she wishes it were)」って反動してしっかり言ってる。これが保守派の法律家の論理。あたしもエイミーと同様にabortionについては認めないね。ただ銃規制には賛成だけど。こういうかた多いんじゃない?リアルの法律学者でもそういう傾向にあるのに、また、そういう提起があって、解釈論vs立法論っていう軸があるのにね。

バレットは解釈論を否定してるね。つまり物語に対する反動を擁護してる、強くね。ここにはリアルvsイマージナルという面がある。つまり反動たるリアルを擁護しつつも、そのイマージナルな面をある程度は、ひとりの人間として認めざるを得ない。だけど、反動たるリアルを擁護するのは基本姿勢(まさに法は書かれているままに適用されるべきとのことだ)。でもでも(繰り返すように…)リアル的反動においてもイマージナルな面はある程度認めざるをえない。だからこそ、裁判のような意思決定をAIのみにゆだねてはいけない。バレットはそのはざまで生きるひとりの高潔な人間に過ぎない。だが彼女に託された”物語”はすごく重要(今後の人間の未来に関していってみればガチで)。

その逆に、日本では法解釈論ばかり。立法論とのバランスが取れていないからこそ混乱を招く。人間の理性と感情に関する議論が今求められている。大げさに言えば、そうなんだけど、この論はあらゆる制作意思の持ち方の論拠だからこそ、ゲームというあたしらの物語の中にある物語も含めてしっかりと論じなけりゃならない。

07が風呂敷広げるだけのゲームクリエイターであることには間違いないし、そこに批判はやっぱ多い(先に論じたようにほぼ伏線回収しないからね)。でもリアルの世界・ストーリーでもそりゃ同じ。別段比較してもおかしくはない。だからこそ、物語の矛盾とそれに人間から委ねられた理性にも共通項はある。竜騎士07・アガサ・ヴェーユ・アーレント・トランプ・バレット筋にまで論じれる一貫した矛盾とその正統性を論拠にする反動があるのは事実なのよね。

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