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「ゲーミフィケーション」関連本レビュー(その1)

「ゲーミフィケーション」関連本レビュー(その1)

数あるゲーミフィケーション解説書の書評…

最初の、岡村「ゲームの力が世界を変える」は事例集のようなものになっている。あくまでゲーミフィケーションの入門となっている本であり、どのような試み(まさしくこれ自体が”ゲーム”であるということなわけだが…)が為されてきたかを具体的に説いているのは良いものの、白書みたいなもので、創造的な著述ではないと感じた。もちろん、全体としてはよくまとまっていて、ゲームの社会応用事例の入門としてしっかりとしている本にすぎない。

次の、神馬「顧客を生み出す新戦略論 ゲーミフィケーション」も同じような本であり(特筆すべきところはゲーミフィケーションと数学論理のゲーム理論との違いをしっかりと明記しているところ)、本質的に問題なのは、ゲームがどのように世界と接していくか?これからゲーム産業はどうなるのか?(もちろんe-Sportsもあるから伸びしろのある市場であることに間違いない)そういった経済や思想論、さらには応用となる考え方はあまり書かれていない。もっとも、あくまでこの応用事例は自分で考えて成功となるモデルを作るべき分野なので、他書やほかの成功事例をマネすることで何かが生まれるわけではないことも事実だ(その観点から言えば、この冒頭の二冊はかねがねゲーミフィケーション本としては妥当だともいえる)。

一番最後のルチアーノ・カノーヴァ「ポップな経済学」もかなり工夫は凝らされていて、経済学の中でもサブカル的な発想とか、未来学的な発想とかをかなり織り交ぜてはいるが、これが論文レベルかというとそうではないと思う。いずれにせよ、あくまで事例集・白書になってしまっていて、「ほうほう!そういうことか!」で終わってしまっている。オズボーンの例の論文や様々な論文で示された理論や論理を初等レベルで解説しているに過ぎない点は非常に残念だ。もっとも前著と同じく、自分の頭でソリューションは考えろ!っていう反論はあるだろうし、あたし自体の甘さも含めたあたしにとってもw皮肉な感想文だけど…

ということで次は、ゲーミフィケーション解説の先駆者ゲイブの本を手に取ってみようと思う(もちろん、レビューもここで行う)。

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