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「X4:Foundations」世界最強のスペースコンバットシム

「X4:Foundations」世界最強のスペースコンバットシム

「X4:Foundations」は摩訶不思議なゲームである。ファメもいろいろとやっているようだが、あたしもこの場、拝借させていただいて、たまにはソフトウェアとしてゲームを評論するのもいいだろう…それぐらい特徴的なタイトルだ。このゲームを端的に表す言葉があるとすれば、『バイアス付きスペースコンバットシム』である。X3ですらとっつきにくかったし、X4でさらにシステムは複雑化した面も多々あるが、”慣れれば大したことではない”。

このゲームは単なるゲームではない。すごいのは、バイアス≒心理補正のスパイスが絶妙に効いているというところだ。ゲーム自体が、”頭の中でこうしたらこうなるだろうな”というシミュレーション性を、プレイヤーに提供する『サービス』である点だ。その中毒性はでかい。収集・戦闘・かけひき・取引・交易・採掘・起業・スパイ活動…要素は複雑に絡まるが、それらは自然に収束していく。

あたしみたいな馬鹿が評すれば、(あたしのような)凡才は複雑な事象をより複雑な方程式にも満たない理論で解こうとするが、天才は複雑な事象をいとも簡単な方程式で解いてしまうものだ。Egosoftの天才プログラマーたちは、複雑な事象をいとも簡単に、プログラムの中に、宇宙におけるシミュレーションゲームとして見事に落とし込んだ。たしかに、パッチ修正多く、DLCの規模もでかいが、論を修正しているだけであり、『Egoのゲーム哲学・そのDNA』が劣っている結果ではない。メタスコアは50~60と極めて低いが、このゲームの内容を理解してないからそうなっているだけや。

初期シップから始まり、基礎概念で序盤の肝となる収集・採掘ひとつとっても、覚えることはとても多い。はじめに二時間から三時間はチュートリアルで溶けてしまう。だが、それを乗り越えた後はゲーム内で表現される『宇宙』にずっと魅かれる。このゲームの醍醐味は、いつか少年のころ夢に見た宇宙の雰囲気を味うことである。時折提示される偉人たちによる修辞も素晴らしい演出だ。

そして、なによりもこのゲームはパラドゲーと同じように、ゲームをクリアするという概念が”ない”。確かに目標としては『大宇宙に煌めく帝国を築くこと』が基礎となる。ただし、それが絶対条件ではないんだ。宇宙版スカイリムという方も多いが、それよりも宇宙版マウント&ブレードといったほうがいいのではないか。つまり支配する世界やカネで領有権を拡大・拡張をしていくという点では、まったく同じなのだが…それがクリアというわけでもない。特定の種族と仲良くなったり、経営もできる。クエストも順序に従うことなく自由にこなせるので、メインミッションに従う必要性もそれほどない。

とりまX4になってから、具体的なビジュアルに訴えかける点では(グラフィックスの進歩もあってか)、パラドゲーの比ではないので、興味ある方はつーすけ教授の解説動画(とゲーム内チュートリアル)のとおりにまずは手を付けてみるべきだ。このスぺースコンバットシムでは、君の脳内のバイアスが、ニューロンが発火する瞬間が、きっと如実に実感できることだろう。

自然に分かる。心を平静に、無の境地にひらけば。

マスター・ヨーダ

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