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Save the Childrenの2019年度 年次報告書が届いた

Save the Childrenの2019年度 年次報告書が届いた

今日StCから2019年度年次報告書が届いた。

以前から言っているとおり、この内容だけではStCの実態はしっかり把握はできないだろう。ミッションやヴァリューとしてはたしかに素晴らしいことが書いてある。しかしながら、「説明責任を果たす」というミッションは本当に果たせているだろうか?あたしはこのあたりは微妙なところだと個人的には思う。

大まかに言って「こういうことをしましたよ」と網羅的に書いてあるだけであり、大手の製薬会社などの役員を務めたかたがたが現在の事務局にお勤めな割に、報告書としての出来は杜撰なほうだと言わざるを得ないだろう。実際経営のプロである方々がせっかく事務局の運営に携わっているのだから、その高い知識性をもっと発揮していただきたい。様々なセグメントは考えられる。例えば…

①いつどこでどのような子供たちが困っているのか?

②それに対して、どこからの寄付がどれだけの困窮から彼らを救ったのか?

③被支援者の今後の波及活動はどうなっているのか?彼らが大人になり、どういったことを継続しているか?

あたしが今考え付いただけでも、これは説明責任の客観性を担保できる内容だ。それに対し、この報告書の内容では十二分に客観性が担保できているとは言えないとあたしは感じた(書いてあるのは「受益者数」が主で、一番最後のほうで決算報告が掲載されているだけ)。

たしかに「将来、医者になりたい」だとか「未来を一緒に考えていきたい」「子供の身になって考えたい」という高邁な精神性は一貫して重要だ。しかしながら、それが客観的なデータ・エヴィデンスにつながっているのか?ということをよくよく事務局のかたがたは考えていただきたいというのがあたしの持論に他ならない。

国内支援と海外支援の効率性を比較したうえで計算してみるとかいろいろ考えられることはあるはずだ。「だれこれが助かって未来へ進んでいます…」そういう状況報告も確かに重要だが、実際寄付をしている側としては、「寄付の効率性」をしっかり示してもらいたいと思う次第である。

冒頭部のStCの歴史・ミッション・ヴァリューで示されていることは素晴らしい。誰もが認める点だ。だが、その客観性を数字で示し、改善できる工夫がないのか?を問い続けることがStCとしても貴重なことである。ミッション・ヴァリューには相変わらず大いに賛同するので、これからもあたしは援助を続ける。

だが、その代わりに悪い点はないのか?本来できたこととできなかったことはなんだったのか?慈善事業を通じて得たものは何だったのか?洗いざらいしっかり指摘された点も含めて情報公開していくことが、NPO・NGOの重要な役割のうちの一つなはずだとあたしは思う。

実際に現地で慈善活動を精力的に、高邁な意思で持ってして運営している方々には無論頭が上がらない。だが、ここはひとつもうちょっと工夫した報告書が見たかった、というのがあたしの率直な意見なんである。

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