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ドラッグ・リポジショニングについて

ドラッグ・リポジショニングについて

ドラッグ・リポジショニングという学術用語がある。阪大によればこれ(DR)は「既存の医薬品や開発を中止した候補化合物から新しい薬理作用を見出し、新たな治療薬として開発すること」だという。これは既存の薬でも別の疾患に役に立つ可能性がある、という条件のもとに行われる、いわば「薬の再配置」のことである。

例えば、ある薬がAという疾患に効果があるとする。その同じ薬が次にBという疾患にも効用があるのではないか?という提起ができるかもしれない。その「再配置」に機械学習やビッグデータといった各種統計手法を駆使しその疾患効果性を確かめる手法もある。実例を挙げよう。大阪大学の同研究によれば、イベルメクチン(大村博士による対寄生虫疾患のための発明)には上皮性卵巣がんにも効用が見受けられるという。このようにひとつの疾患のための薬が別の疾患の薬に転用できることはメリットがある。それが高騰する薬代の抑制である。

現代の医療社会においては、新薬の開発には高いレベルでの資金供与が必要である。DRを駆使すれば、すでにある程度は特効作用および副作用等の効用効果が理解されているので、創薬プロセスを大幅に削減できる。このことが創薬・新薬にかかる資金の大幅な削減につながるのである。ひいては肥大化する医療費の問題をも解決するかもしれない。創薬プロセスで失敗した、まったく役立たなかった薬が新たな疾患には役に立つ可能性さえある。

イベルメクチン以外にも異性体の効果で広く世界に知られるサリドマイドの事例などが特に有名である。

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